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人工透析センター

透析と食事について

塩分と水分

腎臓の働きが低下してくると、塩分と水分を尿中に排泄する力が弱ってきます。塩分・水分が余分に体内に蓄積すると、高血圧や心不全、肺水腫などの合併症を引き起こします。
塩分を摂りすぎると喉が渇き水分を摂取してしまい、透析前の体重(むくみ)が増加します。塩分8gが貯まると、体重にして1kg(1Lの水分、すなわちむくみ)増加します。

《減塩のポイント》

  • 塩分・水分の多い食品は控えましょう。
  • 醤油や塩は控え、減塩醤油・酢・香辛料・ケチャップ・マヨネーズなどで味付けの工夫をしましょう。

リンと食事

リンはミネラルの1つで、大半は骨や歯の成分です。血液の中のリンは体内に存在するリンのほんの一部ですが、生命活動に大切な役割を果たしています。
血中のリンが高くなると、血管の石灰化により動脈硬化を進行させ、狭心症など心血管等の合併症や下肢の血行障害等の合併症の要因となります。そのため、食事でのリンのコントロールが重要です。

《リンを減らすポイント》

  • たんぱく質の摂り過ぎは、リンが高くなる原因となります。目安量を守りましょう。
  • リンの多い食品は控えましょう。
  • インスタント食品や加工品を控えましょう。添加物である無機リンは、腸からの吸収率が90%以上と高いので特に注意が必要です。

カリウムと食事

カリウムは、食べ物の中にもほとんど含まれています。腎臓が悪くなると余分なカリウムを尿中に捨てることができなくなるため、高カリウム血症をおこし、不整脈や心臓を止めてしまう危険性があります。食事の中でのカリウムをできるだけ少なくする工夫が必要となります。

《カリウムを減らすポイント》

  • カリウムの多い食品は控えましょう。
  • 調理でのカリウム処理が必要です。
    ・切った野菜を30分以上水にさらす
    ・切った野菜を10分以上ゆでこぼす
    これで、カリウム含有量は1/5~1/2に減ります。


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