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よくあるご質問

Q. シャントって何ですか?

A. 血液透析を4時間で終わらすためには、大量の血液(1分間に約200ml)を体から取り出す必要があります。血管には動脈と静脈の2種類があります。動脈から大量の血液を取り出すことはできますが、動脈は腕の奥の方にあり、毎回刺したり止血したりするのが困難です。静脈は腕の表面にあり、刺すのは簡単ですが、血流が遅く透析に必要な大量の血液を短時間に取り出すことができません。そこで、手首に近いところで動脈と静脈を手術でつなげ、大量の血液を動脈から静脈に流し、静脈から大量の血液を取り出せるようにします。シャントは手首に近いところに作りますが、透析に使う静脈は、シャントより少し離れた上流の静脈であればどこでも使用可能です。シャントは透析をしないときも流れているため、怪我による出血に注意が必要です。

Q. 手術はどれくらい時間がかかりますか?

A. 自己血管によるシャントであれば30〜60分程度、人工血管によるシャントであれば90〜150分程度です。

Q. シャントPTAはどれくらい時間がかかりますか?

A. 10〜30分程度です。

Q. シャントPTAの痛みが強いです。痛みを軽減することは可能ですか?

A. 細い血管の表面に局所麻酔をすると、痛みが軽くなることが多いです。
それでも痛みがひどい場合には、エコーで見ながら細い血管の裏側に局所麻酔を追加すると、痛みがなくなることが多いです。
当院では、痛みのない治療を目指しております。

Q. 定期的にPTAをやっています。どうして繰り返しPTAが必要になるのでしょうか? なぜシャントは狭窄してくるのですか?

A. シャント血管が細くなる原因はさまざまで、乱流や枝、静脈弁などがあります。もともと静脈の流れは遅く、静脈の壁の厚みは紙のように薄いです。シャントを作製することで動脈から静脈に大量の血液が流れるようになると、静脈の壁は動脈のように厚くなります。これを内膜肥厚といいます。内側に向かって厚くなると、静脈の内腔は狭くなりシャントの流れは悪くなります。シャント作製部の近くは乱流になりやすく、内腔が狭くなりやすいです。また繰り返し穿刺をしているところも、内膜肥厚により内腔が狭くなりやすいです。
シャントPTAで細くなった静脈を拡げても細くなる原因はなくならないので、まただんだん細くなってしまいます。定期的に治療が必要になることが多いです。

Q. シャントの音が以前より弱くなったのですが、どうしたらいいですか?

A. シャント血管に細いところがあり、血流量が低下しております。そのまま放置するとシャントが閉塞する可能性があります。
シャントエコー検査で細くなった血管を探し、シャントPTAで細くなった血管をバルーンで拡げると、シャントの音は良くなりシャント閉塞を防ぐことができます。
シャント閉塞するたびに新規にシャントを作製すると、いずれどこにもシャントを作製できなくなってしまう危険があります。シャント閉塞の予防のため、当院では定期的なエコー検査をおすすめしております。

Q. シャントの音が聞こえませんが、どうしたらいいですか?

A. シャントが閉塞したと思われます。すぐに診察が必要です。放置すると血液の塊が大きく固くなり治療が難しくなります。早期であればシャントPTA(血管内治療)で治すことが可能ですが、血液の塊が大きいと手術が必要になります。
シャント閉塞を放置しないために、毎朝シャントの音を聴診器で聞いてください。

Q. シャントを刺すのが難しく失敗することが多いですが、どうしたらいいですか?

A. シャント作製後間もないときは、しばらくすれば血管が太くなり改善します。腕の筋力トレーニングをすると、シャントは発達して刺しやすくなります。
シャント作製して時間が経過しても改善しないと予想される場合は、シャントPTAや手術を検討します。脂肪により血管が深くてシャント穿刺が難しい場合には、血管の表在化や人工血管の移植などを行うこともあります。

Q. 手が腫れています。

A. シャントの流れ道に細いところがあり、血液がスムーズに流れず逆流している可能性があります。そのような状態を静脈高血圧症といいます。
診察で腫れている範囲を見れば、どこの血管が細くなってしまったのかをある程度推測できます。シャントエコーあるいは造影検査で細くなった血管を探し、シャントPTAで拡げると手の腫れは改善することが多いです。
それでも改善しない場合は、シャントを閉じて反対側に新しくシャントを作製することもあります。

Q. シャント血管にコブ(瘤)があります。

A. 皮膚が薄くなってテカテカ光っている場合や、急にコブが大きくなってきた場合は、破裂の危険があり早急に手術が必要です。定期的に医師の診察を受け、大きさや見た目に変化がないか、経過をみてもらうことをお勧めします。
破裂の危険はなくても美容的に気になる場合も、手術でコブを摘除することができます。
シャント血管の同じ部位を毎回刺していると、コブができて徐々に大きくなってしまうため、なるべく針を刺す位置はずらしたほうがよいでしょう。
また、コブの近くに血管が細いところがあればバルーンで拡張し、コブが大きくなるのを予防します。

Q. シャントがある側の手が冷たいです。

A. もともと腕の動脈の血流が悪く、シャントを作ることによって手の血流が悪化してしまった可能性があります。そのような状態をスチール症候群といいます。
シャントの血流が多すぎるようであれば、シャントの血流量を落とす手術をすることによって改善することがあります。症状が悪化するようであれば、シャントを閉鎖することもあります。

Q. 造影剤にアレルギーがあります。PTAはできますか?

A. 一般的に血管造影にはヨード系造影剤を用います。ヨード系造影剤の安全性は確立されていますが、ごく稀にアレルギーを起こし、痒みやじんましん、血圧低下などの症状が生じることがあります。
当院では造影剤を用いたPTAと、エコーを用いたPTAのどちらにも対応しておりますが、エコーを用いたPTAはより安全で簡便に行うことができます。造影剤アレルギーがあってもPTAはできますので、まずはご相談ください。

Q. 手術やPTAの合併症について教えてください。

A. 手術の合併症には、痛み、出血、感染、神経損傷によるしびれ、手の冷たさ、動きにくさ、縫合不全(皮膚がつかない)、シャント閉塞(血管が細く血流が得られない)などがあります。シャントPTAの合併症は、シース挿入部位の血腫、ガイドワイヤーによる血管損傷、バルーン拡張による血管損傷、血栓形成によるシャント閉塞などがあります。できる限り合併症を減らせるよう注意深く行いますが、血管や身体の状態によって一定の確率で起こるもので、残念ながら完全に防ぐことはできません。

Q. 治療を受ける時の注意点はありますか?

A. 手術当日の朝までにシャワーか入浴をすませてください。食事は1時間前までにすませてください。内服薬は普段通りで構いませんが、血液をサラサラにする薬はあらかじめご相談ください。車で来院される場合、ご自身での運転はおやめください。


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