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下肢閉塞性動脈硬化症とはどのような病気ですか? |
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下半身の血流低下によって、[1]足の冷えやしびれ、[2]歩行時のふくらはぎなどの痛み(間歇性跛行)、[3]痛くて眠れない(安静時痛)、[4]キズが治らない(難治性潰瘍)、つま先などが黒くなる(壊疽)などの症状があらわれます。原因は動脈硬化によって、血液の通り道がせまくなったり(狭窄)、つまっている(閉塞)ことです。 |
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どのような場合、受診をおすすめしますか? |
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上記の[1]から[4]の症状がある方には、2つの理由で受診をおすすめいたしております。ひとつは診断をきちんとつけるためです。血流低下以外にも背骨の中にある神経(脊髄)圧迫により同じような症状があらわれることもあります。もうひとつは大変重要で、下半身の動脈硬化がおこっているとすると、全身の血管にも同じことがおこっている(心臓や脳の発作の危険が差し迫っている)可能性がある点です。 |
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診察の流れは? |
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足の診察を行い、必要に応じて血管エコー検査や血流測定(当院ではつま先の血流まで)を行います。いずれの検査もベッドに寝てリラックスした状態で、約15分程度で終わります。心臓や脳の血流低下が疑われる方は、追加の検査が必要になります。 |
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どのような治療がありますか? |
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動脈硬化はさまざまな原因でおこります。喫煙、高血圧、糖尿病、高脂血症、慢性腎臓病のほか、運動不足も関係しています。いずれも一朝一夕でおこったものではないため、治療も少しどっしり構えて生活習慣を見直していくことからスタートいたします。ただ重症([3]と[4])のかたには 、狭くなった動脈を拡張したり(PTA)バイパス術などの手術が必要となります 。 |
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